記事下やサイドバーに入れてる関連記事、どのくらいクリックしてもらえているのか?
関連記事リストの見出しの文言によってクリック率は変わるのだろうか?
そんな疑問を持っているブロガーの方々に、ひとつ参考データを共有したいと思います。
当ブログにおける関連記事のクリック率(クリック率の高かった関連記事の見せかた)です。
結論というと、記事タイトルの通り
- 「同じカテゴリの記事」という見出しで
- 「同じカテゴリの記事」のリストを出す
とクリック率が破壊的に高まりました。
実際のデータとともに、その理由を考察してみます。
当ブログにおける関連記事の表示箇所
2017年7月13日時点において、当ブログでは記事下とサイドバー(追従)の2箇所に関連記事を表示しています。
使っているのは下記2つです。
- AdSense関連コンテンツユニット
- 同じカテゴリの記事(Simplicity標準機能)
AdSenseの関連コンテンツユニットの広告効果やクリック率は別記事にまとめていますので、ここでは割愛します。
同じカテゴリの記事について、見出しと記事の一覧で出る記事の選ばれ方は次のとおりです。
表示箇所 | 見出し | 記事の選ばれ方 |
---|---|---|
記事下 | 同じカテゴリの記事 | 同じカテゴリからランダムで5つ |
サイドバー | 同じカテゴリの新着記事 | 同じカテゴリの新着トップ5 |
いろいろなパターンを試した結果、このレイアウトがもっともクリック率が高くなりました。
「同じカテゴリの記事」のクリック率
上記レイアウトにしてから2週間のクリック率(測定対象のクリックイベントの内訳)は以下の通りです。
4位の「related-entries」は記事下の「同じカテゴリの記事」、
6位の「sidebar-new-entries」はサイドバーの「同じカテゴリの新着記事」です。
目立つ場所に置いたSNSシェアボタンや、記事コンテンツに直接関係するサイドバーもくじより、辺境に追いやられている「同じカテゴリの記事」のほうがクリックされていることがわかります。
なぜ「同じカテゴリの記事」はクリックされやすいのか
ではなぜ「同じカテゴリの記事」はクリックされやすいのでしょうか。
理由はおそらく「同じカテゴリ」という文言にあります。
- この記事リストは今読んだ記事との関連性が本当に高そうだ
- 記事リストを抽出する基準が明確になっていて安心できる
ネットの情報を一度立ち止まって検証するタイプの読者層にとって「同じカテゴリ」という文言は安心材料になのでしょう。
逆に「人気記事」「おすすめ記事」「関連記事」といった一言見出しは「なんで?」と思われると思います。
関連コンテンツユニットなんて余裕ですっ飛ばされているでしょう。
関連コンテンツユニットとのすみわけ
とはいえ、関連コンテンツユニットと「同じカテゴリの記事」を記事下に並べるのは冗長じゃないかとも思います。
ぼくもどちらかに統一しようか試してみました。
しかし2つともそれなりにクリック率が良いのを見て、見る側からするとすみわけができているのかも、と思うことにしました。
- 関連コンテンツユニット:ネット慣れしていない層がクリックしている
- 「同じカテゴリの記事」:ネット慣れしている層がクリックしている
自分の美意識と読者の求めるものは必ずしも一致しないよ、ということですね。
まとめ:「同じカテゴリの記事」を活用しよう
以上「同じカテゴリの記事」に関するクリック率のお話でした。
死にゾーンといわれているサイドバーの活用や記事下の最適化にお悩みの方の参考になればと思います。
本記事の元ネタはこちら。
ちなみにうちのブログの場合、クリック率1%っていうのは記事上下のSNSシェアボタン(合算)の4倍、グローバメニューの8倍にあたる。あんな目立つパーツよりも辺境に並んたコンテンツの方がはるかに触られてることになる。
— NAE@ガジェットレビュー『2ミニッツ』 (@naenotenet) June 30, 2017
この事実に気づいて1つ実験してみた。死にゾーンなサイドバーの追従部分に「同じカテゴリの新着記事」を入れたんだけど、サイドバーにしては驚くほどクリックされてる。やっぱり「同じカテゴリの記事」は強いんだな
— NAE@ガジェットレビュー『2ミニッツ』 (@naenotenet) July 2, 2017
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Googleタグマネージャーを使ったクリック測定についてはこちらの記事をどうぞ。
https://bloglab.naenote.net/entry/google-tag-manager-introduction
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