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匿名ブログで身バレする原因と対策の総まとめ

身バレを防ぐために その他運営Tips

ブログをはじめるにあたり悩むのが、実名でいくか、匿名にするかです。

  • 実名だと自分自身の宣伝になる一方、会社員としては書く内容に制約がかかる
  • 匿名だと書きたいことが書ける一方、身バレを防ぐ手間がかかる

で結局、匿名の方を選んでいます。理由は書きたいことが書けないブログなんてつまらないから。

というわけで、身バレを防ぐための対策を整理してまとめたものを公開します。

ブログがバレるのは絶対に避けたい、という方は参考にしてみてください。

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多層防御とは

多層防御とは、要はバリアを何枚も張っておけ!1枚破られても次があるやろ!という考え方です。

情報セキュリティの世界では非常にメジャーな考え方で、こちらの記事に詳しい解説があります。

匿名ブロガーの身バレ防止に多層防御が効く理由

さて、なぜ多層防御なんていう小難しい考え方を持ちだしたのか?

それはこれまでさまざまな匿名ブロガーさんの過去の身バレ体験の記事を読んで、単発の対策では不十分だと思ったからです。

「匿名ブロガー 身バレ」でGoogle検索

さまざまな匿名ブロガーの方が生々しい話を書いていただいており、大変ありがたい限りです。

と思う一方で、どの対策がどの身バレ原因をツブせるか、イマイチ明らかになっていません。

原因を整理せずやみくもに対策をうってもいずれは漏れが出て身バレするのがオチです。

そこで考えたのが

  • 原因を分類・整理し、漏れなくダブりなく対策を講じる
  • さらに多層防御の考え方に基づき、それらを効果的に組み合わせる

という方針で身バレのリスクを減らすアプローチでした。

カンタンに言うと、たくさんある身バレの原因を最小の努力で全部ツブそうぜってことです。

匿名ブログがバレる原因と対策

というわけで以下、「現実世界の行動」と「ネット上での行動」を最初の切り口として、匿名ブログがバレる原因と対策を整理していきます。

なるべくたくさん考えたつもりですが全量カバーできているとは思っていません。もし他に原因や対策があったらコメントお願いします。

現実世界での行動がきっかけでバレる

まずは現実世界の行動にフォーカスします。

現実世界における身バレとは「書いているブログが知人友人により特定される」ことを指すものとします。

ブログが特定されるリスクが高まる原因を取り除き、身バレを防ぎましょう。

ブログを書いていることを知人に言ってしまう

ブログを書いていて、かつある程度アクセスがあったり収入があったりすると、ついつい人に言いたくなってしまうもの。

でもひとたび「私ブログやってるんだ」なんて言ったが最後。すごい勢いで「教えて」と詰め寄られますし、場合によっては全力で探されます。

そんなリスクを背負ってまでブログを書いていることを言うメリットはありません。グッと我慢して、自分一人でほくそ笑みましょう。

対策

 

  • ブログを書いている事実をリアルの知人には絶対に話さない
  • どうしても、という場合のみ、信頼できる人に限定して話す

話題がブログの内容とシンクロした結果、勘づかれる

ブログを書いていると、リアルでの出来事やそれについての考えを記事にすることが多いと思います。

でももしリアルの知り合いが著者があなたと気づかぬままあなたのブログを読んでいたら?

そしてあなたと話しているとき、あなたが振る話題がブログ記事のトピックとかぶっているとしたら?

勘がよければ何かに気づくかもしれません。

対策

 

  • ブログで書いたトピックはリアルでは話題にしない
  • 話題にするしたい場合、下記いずれかにする
    • 話すタイミングと記事の公開時期をズラす
    • 誰もが話題にしているトピックを話す

ブロガー同士のリアルでの交流をきっかけにバレる

ブログをきっかけにブロガー同士が知り合い、サロンや講座、オフ会などのリアルな場で交流する場合があると思います。

集まりの参加者の中には、匿名のブロガーさんもいれば実名でやっている人もいる。

実名ブロガーさんは、少なからず自分を宣伝する目的でブログを書いているものです。ネット上で自己アピールをすることは彼・彼女らにとっては自然なこと。

もしかしたら、ブロガーの集まりで撮った写真を「ブロガー仲間と!」的なコメントとともにSNSに投稿するかもしれません。

それをたまたまあなたの知り合いが見かけてしまうとどうなるか?

ブログを書いてる事実がバレますね。

対策

 

  • そもそもリアルでの交流に参加しない
  • どうしても参加したい場合は
    • 自分が匿名でやっていることを、事前に参加者へ明確に伝える
    • 顔が写真に写らないような身のこなしを修得する

ネット上での行動がきっかけになる場合

次にネット上での行動がきっかけの身バレについて、原因と対策を整理していきます。

ここでの身バレは「ネットにアップした情報を分析された結果、ネットの住人にブログの著者本人が特定されること」と定義します。

ブログであれブログと連動させているSNSであれ、本人を特定可能な情報を書いた時点で身バレの可能性はググッと上がってしまいます。

場所や時間が特定可能な内容を書いてしまう

時間と場所、双方の点でリアルの行動とブログの内容がシンクロすると身バレのリスクが高まります。

「いつどこにいたか」「どんなことをしていたか」だけでも結構な精度で特定されてしまうものですよ。

対策

 

  • 特定地域に関するトピックを記事にすることを避ける
  • 話題にするタイミングと記事の公開時期をズラす(再掲)

特定の人しか知りえない情報を書いてしまう

たとえば内輪ネタなど、特定の人間しか知りえない情報をブログやSNSに書いてしまって、見られた瞬間「あいつだ」と気づかれるパターンです。

仕事で知りえた情報などを書いた場合、バカッターの二の舞いになっちゃいますので特に注意が必要です。

対策

 

  • 内輪ネタや機密情報など、一発でバレる情報は記事にしない
  • どうしても書きたい場合はぼかしやフェイクを入れる

写真に写っているものや属性データを分析される

ブログに写真を載せたいシチュエーションは多いと思います。アイキャッチ画像に自分が撮った写真を使ったり。

ここで注意が必要なのは、アップロードした写真の背景からその場所が特定できる可能性があるということ。

たとえば2chなどで「祭り」が起きたとき、「特定班」と呼ばれる解析請負人が1枚の写真から撮影場所を特定してしまうこともあります。

また写真データについている様々な属性も、撮影場所や時間の特定のため有用な情報なので注意。

ブログと実名SNSの両方に同じ写真をアップしてしまうのもこの一種です。

対策

 

  • アイキャッチ画像はフリー素材を使う
  • 自分の撮った写真を載せるなら、ぼかしや属性消去など事前処理を行う

ブログのHTMLソースのコメントからバレる

ブログの記事は、最終的にはHTMLという言語に変換されてネットの世界に飛び出していきます。

HTMLには実際にブラウザに表示される部分と、表示はされないけどデータとしてはそこにある「コメント」というものがあります。

レアケースだとは思いますが、コメント内に混ざった情報が身バレにつながらないとも限りません。

たとえばはてなブログの場合、記事上下などのHTMLを直接カスタマイズできます。そこに書いたコメントはもちろん読者には丸見えです。

自分の記事ページが最終的にどのようなHTMLとして吐かれるか、確認したことはありますか?

参考 ある会社のホームページのソースコードが恐いと話題に | ニュース2ちゃんねる

対策

 

  • 記事公開後はHTMLソースを確認する
  • カスタマイズした部分のコメントに変なことを書かない

実名でやっているSNSにブログ更新情報を流してしまう

ブログの更新情報や過去記事をSNSに投稿して宣伝し、アクセスを集める。多くのブロガーがやっているPVアップの手法です。

ここで一番やってはいけないのが、実名でやっているSNSにブログ更新情報を流してしまうこと。

これ、一発でバレます。特に実名が前提のFacebookや1人1アカウントが当たり前のLINEタイムラインには注意が必要です。

対策

 

  • 実名でやっているSNSにはブログ更新情報を流さない
  • SNSを活用したいなら、ブログ専用のSNSアカウントを使う

SNSの投稿とブログ記事の内容を統合すると気づかれる

ブログ専用のSNSアカウントを匿名で使ってるし、そこに流す情報も絞ってるし、バレる要素ないよね・・・

と思っていると落とし穴にはまります。

ブログと連携先のSNS、おのおの単品では身バレしないように情報がコントロールされていても、統合すると「知っている人にはわかる」状態になるリスクがあります。

Twitterのつぶやきとブログで書いている内容を組み合わせると1人の人間が思い浮かぶ、ってことです。

ブログ読者の中には、ブログもTwitterもFacebookもLINE@も見てくれる熱心な人がいることを忘れてはいけません。

対策

 

  • 連携させるSNSをそもそも絞る(再掲)
  • ブログやSNS、すべてのサービスにおいて公開する情報の内容を統一する

SNSの「知り合いかも?」機能でブログ用アカウントがバレる

ブログ用のSNSアカウントを作ると、なんとなく自分の実名アカウントでそちらをフォローしてみたくなりませんか?

それ、身バレの第一歩です。

SNSには「知り合いかも?」的な機能がついていますよね。TwitterにもFacebookにもInstagramにも。

実名アカウントがブログ用アカウントとひもづいている場合、友人のアカウントに「この人知り合いじゃね?」とブログ用アカウントが紹介されることがあります。

SNSによってはユーザ登録に使うメールアドレスをもとに「知り合いかも?」をやるところもあるかもしれません。

それで興味をもって見に行った友人、そこに書いてあることを見て「これもしかして?」と気づいてしまうかも。

対策

 

  • ブログ用のSNSアカウントを実名アカウントでフォローしない(逆も然り)
  • ブログ用SNSアカウントを作る際は、登録用メールアドレスも専用のものを準備する

匿名ブログの身バレ対策まとめ

以上の対策を重複しないようにまとめたらこうなります。

  • 現実世界での行動における対策
    • ブログを書いている事実を、直接的にも間接的にも誰にも伝えない
    • 誰かに伝えたい場合は信頼できる人に限定する
    • ブログで書いたトピックはリアルでは話題にしない
    • 話題にするタイミングと記事の公開時期をズラす
    • そもそもリアルでの交流に参加しない
    • 参加する際は自分が匿名でやっていることを参加者へ明確に伝える
    • 写真に写らない身のこなしを修得する
  • ネット上の行動における対策
    • 特定地域に関するトピックを記事にすることを避ける
    • そもそも内輪ネタは書かない
    • どうしても書きたい場合はぼかしやフェイクを入れる
    • アイキャッチ画像はフリー素材を使う
    • 自分の撮った写真を載せるならぼかしや属性消去など事前処理を行う
    • 記事公開後はHTMLソースを確認する
    • カスタマイズした部分のコメントに変なことを書かない
    • 実名でやっているSNSにはブログ更新情報を流さない
    • SNSを活用したいなら、ブログ専用のSNSアカウントを使う
    • ブログやSNS、すべてのサービスにおいて公開する情報の内容を統一する
    • ブログ用のSNSアカウントを実名アカウントでフォローしない(逆も然り)
    • ブログ用SNSアカウントを作る際は、登録用メールアドレスも専用のものを準備する

いっぱいあるなあ……

身バレしないのって結構大変ですね。

身バレしてもリアルの人生に影響しない体制を整えておく

以上、匿名ブロガーが身バレしないための対策をダダダッと書いてきました。

しかしこれらの対策をすべて忠実にこなしてもなお、身バレをしないという保証はありません。

身バレの原因すべてを網羅しきっているわけではないですし(結構カバーしてるとは思いますが)、そもそもリスクとはゼロにはならないものなんです。

そこで次に考えるべきは、身バレしたときの影響をいかにおさえるかです。

もしブログを書いていることがバレたとしても、人生にクリティカルな影響のないようにしておくこと。

記事の内容しかり、収益の扱いしかり。会社勤めのブロガーなら副業に関する内規もしっかり確認しておきましょう。

特にブログの収益(給与所得外の雑所得)が20万円を超えると所得税がかかります。

年末調整における住民税額の変化で会社に給与外の所得の存在=ブログ(副業)の存在がバレる場合がありますのでご注意を。

身バレによって人生が崩壊するというでっかいリスクを負ってまでブログを書く必要ってあるんでしたっけ?

この問いは常に頭に置いておきたいですね。

まとめ:身バレ対策は抜け目なくやろう

ブログのみならず、SNSやその他ネット上のサービスを匿名で利用している方。

身バレ対策をしっかり行って、元気いっぱい書きたいことを書きいていきましょう。

身バレした上で炎上しようもんなら大変ですよ。

以上、「匿名ブログで身バレを防ぐ方法を多層防御的にまとめてみた」でした。

コメント

  1. 匿名希望 より:

    「身バレ」に関する情報、ありがとうございました!

    僕も、職場の人には絶対に知られたくないブログを書いているので、
    今後の参考にしたいと思いますm(__)m。

    • NAE より:

      匿名希望さん

      コメントありがとうございます。
      お役に立てて光栄です。
      ブログ、楽しんでいきましょう!

  2. 匿名 より:

    出版物がある場合、出版社社員からの違法な情報漏洩で素性が明らかにされた事例がありますね。

    • NAE より:

      情報定期よりありがとうございます。
      ぼくも著書があるので他人事ではないので、気をつけようと思います。

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